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数億年前の生物が残した遺産
地球にはじめて生命が誕生したのは35億年前だといわれています。はじめは海の中の微生物、やがて酸素を必要とする生物が出現しました。4億年前には、地球上に根を張る植物や、それを餌にして生活する陸上動物が出現しました。
その後、動物は大型化し、恐竜の時代を迎えましたが、彼らは今から6,400年くらい前に突如として絶滅してしまいます。石油はこの頃までに地中深くでつくられていたといわれています。
ケロジェン根源説
石油のもと(源)は、海や湖で繁殖したプランクトンや藻などの生物体の死骸とされています。それらが土砂とともに水底に堆積し、岩石となる途上において、そのなかの石油を生み出すのに適した有機物が重合し、「ケロジェン(油母)」とよばれる複雑な高分子化合物になります。
石油は、このケロジェンを含む岩石(「石油根源眼」)が地中深く堆積する際、地熱の作用をうけてケロジェンが熱分解し、石油系炭化水素となったものと考えられています。
これが、有機成因説のなかでも「ケロジェン根源説」とよばれるもので、石油誕生の最有力説となっています。 |

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原油の可採年数
「石油(下入)があとどのくらいあるか」の目安のひとつとして、可採年数(R/P)が用いられます。
これは、ある年の年末の確認埋蔵量(R:Reserves)を、その年の年間生産量(P:Production)で割った数値で、例として1997年末でみると、可採年数は43年となっています。
確認埋蔵量とは、すでに発見されている油田に埋蔵されている原油のうち、現在の技術と経済性で回収できる量であり、「これで石油がなくなる」ということではありません。
可採年数は現状並で推移
20年以上も前から、原油の可採年数は30年を上回る数値を推移しています。今後、石油消費量が増えるとしても、石油探査や掘削などの技術が進歩し、新規油田の発見や従来の油田からの回収率の向上が予想されるため、可採年数は今後も現状並で推移するものと見込まれています。 |

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国内生産量はわずか80万キロリットル程
日本国内では、新潟県、秋田県を中心に原油の生産が行われていますが、その量はきわめて少ないものです。最高の生産量を記録した1993年度でさえ98万キロリットルたらずで、これは、わが国の石油消費量の2日分にも達しません。
97年度の生産量は84万キロリットルにとどまりました。その年の原油総供給量が2億6,833万キロリットルですから、国内自給率はわずか0.3%ということになります。
わが国近海開発への期待
わが国の周辺大陸棚およびそれに続く大陸斜面には、地質構造からみて石油・天然 ガスを埋蔵している可能性の高い地域が多いと見られ、71年から本格的な試掘が進められています。
また陸上では勇払(北海道)、鮎川(秋田)で発見されており、これらの地域ではすでに生産が開始されています。 |

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20万トンクラスの大型タンカーを使用
日本は島国なので、原油は全てタンカーで輸入されています。
東南アジア諸国からの輸入には、輸送距離が短い上に港湾施設の規模が小さいことから、7万トンから10万トンクラスのタンカーが使用されていますが、中東諸国からの輸入には、20万トンクラスの大型タンカーが使用されています。
わが国最大のタンカー日精丸(48万ト ン、全長379m・幅62m)も、中東〜日本間の航路で活躍しています。
安全には最大限の配慮
中東から日本までの距離は、約12,000キロメートルあり、20日程度を要します。航路途中にはホルムズ海峡やマラッカ海峡などの難所があり、最大限の安全対策が求められます。
石油連盟では、万一のタンカーによる油濁事故に備え、マラッカ海峡に面したシンガポール、マレーシア、インドネシアと、ペルシャ湾内の2ヶ所の合計5ヶ所にオイルフェンスや油回収機を配備した油濁防除資機材基地を設置しています。 |

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あらゆる性能を満たす自動車ガソリン
自動車ガソリンは、車が走るために必要とされるあらゆる性能を満たさなければなりません。
特に最近は自動車の性能が一段と向上してきたため、自動車ガソリンに求められる条件も以下のように厳しくなってきています。
1・アンチノック性がよい
(加速する時や坂道でノッキングを起こさない)
2・エンジンの始動性がよい
(冬場の低温時でもエンジンがすぐかかる)
3・加速性がよい
(アクセルを踏み込んだとき順調な加速性が感じられる)
4・夏場の高温時にベーパーロックを起こさない
5・ドライバビリティがよい
(長時間の運転でも、快適な運転性が得られる)
自動車ガソリンの運転性や安定性などの性能に加え、自動車排ガスの環境への影響や、燃費も考慮されなければなりません。
数種類からなるブレンド品
自動車ガソリンには、始動性を確保するための形質ガソリン留分や、オクタン価維持のための中質または重質ガソリン留分などがバランスよく含まれていることが必要です。
具体的には、軽質・重質直留ガソリン、改質ガソリン、分解ガソリンなどが含まれ、この他にMTBEなどのオクタン価向上剤や洗浄剤なども加えられています。このように、自動車ガソリンは、数種類の基材を混合・調整することにより、高性能製品となるのです。 |
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